森林から建築まで ~グループ3社それぞれのFSC®認証取得による持続可能な木材活用~
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会社名
九州電力株式会社 様(FSC® FM認証)/ 九州林産株式会社 様(FSC® COC認証)/ 九電不動産株式会社 様(FSC® プロジェクト認証) 様
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対象地域
九州地方
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事業内容
九州電力:電気事業、社有林管理 等 / 九州林産:林業、木材加工・販売 等 / 九電不動産:不動産開発・分譲事業 等
この記事を参考にしていただきたい方
- FSC® FM認証・FSC® COC認証・FSC®プロジェクト認証の取得を検討されている方
- 環境配慮型の都市開発・建築プロジェクトに取り組みたい不動産・建設事業者の方
- グループ会社・関連事業者と連携した持続可能な事業モデルを構築したい方
課題・要望
九電グループ様は、「九電グループ環境憲章」を制定し、持続可能な社会の実現に向けて、グローバルな視点で地球環境の保全と地域環境との共生に取り組まれています。
その方針を具体的な形で対外的に証明するために、グループ各社においては以下のニーズがありました。
- 九州電力様 100年前に原野から始まった社有林をより高いレベルで適切に管理し、
- 九州林産様 木材の加工・流通過程における認証材の管理体制を国際基準で証明したい
- 九電不動産様 環境配慮型の建築プロジェクトにおいて、調達から建築までの一貫したトレーサビリティ※1を示したい
その価値を第三者の客観的な評価によって示したい
※1 トレーサビリティ:製品の原材料から最終製品までの流通経路を追跡できる仕組み。
解決策(認証取得の取り組み)
九電グループ3社様は、各社の事業領域に応じたFSC®認証を取得されました。アミタは、それぞれの認証取得に際し、第三者認証機関として審査サービスを提供しました。
① 九州電力株式会社 様 ― FSC® FM認証
九州電力様は、社有林「くじゅう九電の森」などのほぼ全域において、2005年3月にFSC® FM認証(森林管理認証)を取得されました。国内の電力会社としては初のFSC® FM認証※2取得です。アミタは、森林が環境・社会・経済の観点から持続可能に管理されているかを国際基準に基づき審査しました。
② 九州林産株式会社 様 ― FSC® COC認証
九州林産様は、木材の伐採・運搬・加工・流通の過程において、九州電力様のFSC® FM認証取得と同時にFSC® COC認証※3を取得されました。これにより、認証材がサプライチェーン上で確実に管理・流通される体制を確立されています。アミタは、認証材が他の木材と混ざらず適切に管理されているかを審査しました。
③ 九電不動産株式会社 様 ― FSC® プロジェクト認証
九電不動産様は、福岡市中央区大濠で開発するハイエンドレジデンス『GROUNDI OHORI』において、2026年2月にFSC® プロジェクト認証※4を取得されました。
本物件では、九州林産様を経由して調達した国産FSC®認証材(九州電力様の社有林由来)を、分譲マンションの建築材として活用しています。木軸LVL※5(壁・天井下地)等に使用されており、分譲マンションにおける国産FSC®認証材の活用は国内初の事例です。アミタは、プロジェクトにおける認証材の調達・使用プロセスを審査しました。
※2
FSC® FM認証(Forest Management認証):森林が環境・社会・経済の面で適切に管理されていることを証明する認証制度。FSC®規格は、高い保護価値を持つ地域に損害を与えるいかなる林地転換活動も禁止しています。(www.fsc.org)
※3 FSC® COC認証(Chain of Custody認証):FSC®認証製品について、森林から消費者に届くまでのサプライチェーンが途切れることなく管理されていることを証明する認証制度。(www.fsc.org)
※4 FSC® プロジェクト認証:一度しか作らないものや連続する類似プロジェクトについての認証制度。(www.fsc.org)
※5 LVL(Laminated Veneer Lumber):薄くスライスした単板を繊維方向が平行になるよう積層・接着した木質材料。
導入効果
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国際基準による森林管理の客観的証明(九州電力様)
九州電力様は、社有林の管理が国際的な森林認証基準を満たしていることを第三者認証により証明し、国内の電力会社として初めてFSC® FM認証を取得されました。これにより、森林保全への取り組みを国際基準に基づき対外的に発信することが可能となりました。 - 認証材サプライチェーンの確立(九州林産様)
九州林産様は、FSC® COC認証の取得により、伐採・運搬・加工・流通の各段階で認証材を確実に管理・供給できる体制を確立されました。多様な需要先に対して認証材を安定供給する基盤が整っています。 - 国内初、分譲マンションへの国産FSC®認証材活用(九電不動産様)
九電不動産様は、『GROUNDI OHORI』においてFSC® プロジェクト認証を取得し、分譲マンションの建築材に国産FSC®認証材を使用する国内初の事例を実現されました。環境配慮型の都市開発における先進事例として、ハイエンドレジデンスブランドの価値向上にも寄与しています。 - 森林資源の一貫活用モデルの実現(九電グループ3社様)
九電グループ3社様は、森林管理(九州電力様:FSC® FM認証)、木材の加工・流通(九州林産様:FSC® COC認証)、建築プロジェクトでの活用(九電不動産様:FSC® プロジェクト認証)と、それぞれの事業領域でFSC®認証を取得されました。これにより、グループ3社全体として森林資源の保全から住まいでの活用までを視野に入れた、持続可能な一貫事業モデルを実現されています。
認証取得の流れ
FSC® FM認証取得の流れお問い合わせ・お見積もり発行
認証対象とする森林の範囲を確認のうえ、アミタからお見積もりを発行します。
ご発注・ご契約
ご契約後、アミタ提供の資料をもとに審査準備を進めていただきます。
事前審査
アミタの審査員が現地(森林)を訪問し、認証取得に向けた準備状況を確認します。
※面積要件等により実施の要否が異なります。詳細はお問い合わせください。
本審査
お客様には、規格に基づいた森林管理体制の構築・文書化を行っていただきます。アミタの審査員が適合性を審査します。
認証取得
年次監査
認証取得後、アミタが毎年監査を実施します。
更新審査
5年に1度、アミタが更新審査を実施します。
お問い合わせ・資料請求はこちら
お問い合わせ・お見積もり発行
認証対象とする森林の範囲を確認のうえ、アミタからお見積もりを発行します。
ご発注・ご契約
ご契約後、アミタ提供の資料をもとに審査準備を進めていただきます。
本審査
お客様には、FSC®製品の取り扱い手順を定めた管理マニュアル等を作成いただきます。アミタが規格適合性を審査します。
※任意サービスとして、本審査前にマニュアルの適合確認レポートを提供することも可能です。
認証取得
年次監査
認証取得後、アミタが毎年監査を実施します。
更新審査
5年に1度、アミタが更新審査を実施します。
お問い合わせ・資料請求はこちら
お問い合わせ・お見積もり発行
認証対象のプロジェクト内容を確認のうえ、アミタからお見積もりを発行します。
ご発注・ご契約
ご契約後、アミタ提供の資料をもとに審査準備を進めていただきます。
本審査
お客様には、FSC®製品の取り扱い手順を定めた管理マニュアル等を作成いただきます。アミタが規格適合性を審査します。
※任意サービスとして、本審査前にマニュアルの適合確認レポートを提供することも可能です。
認証取得
認証取得後、アミタが毎年監査を実施します。
最終審査
施工完了後にアミタが実施します。
お問い合わせ・資料請求はこちら
今後の展望
九電グループ3社様は、「九電グループ経営ビジョン2035」に掲げるカーボンマイナスへの挑戦・多様なニーズを叶えるソリューションの進化・地域共創による価値創造と成長の実現に向け、森林資源の適切な活用や環境配慮型の都市開発を通じて、持続可能で豊かな社会づくりに貢献されていきます。森林の適切な管理(FSC® FM認証)、認証材の確実な流通(FSC® COC認証)、そして建築プロジェクトでの活用(FSC® プロジェクト認証)と、それぞれの事業領域で取得された認証が、グループ全体としての持続可能な価値創出を後押しする事例です。
アミタは、第三者認証機関として、今後も公正・公平な環境認証審査を通じて、認証取得事業者の取り組みを国際基準に基づき評価してまいります。
※アミタは、認証機関であるソイル・アソシエーションおよびSCSグローバルサービスと提携して、森林認証審査サービスを実施しています。(FSC® N001887)
関連サービス
アミタは、第三者認証制度に基づく公正・公平な環境認証審査サービスを提供しています。