CASE STUDY

ネイチャーポジティブ達成に向けたファーストステップキットの実践

  • ネイチャ―ポジティブ推進支援
  • TNFDファーストステップキット
  • 自然資本に関するイニシアチブ対応、情報開示
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  • 会社名

    大手非鉄精錬メーカー 様

  • 対象地域

    東京都

  • 事業内容

    非鉄金属精錬

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課題

将来的なTNFD情報開示に向けて段階的に取り組んでいくイメージはありましたが、まずは生物多様性と自社事業との関係性を整理する必要があると思っていました。また、自社のビジネスにおいて自然への依存や影響についても、ある程度把握はしていましたが、第三者の視点で認識に間違いがないかチェックすることも必要だと感じていました。そのため、現状の取り組み方と今後の方向性についてプロの方から客観的な意見がほしいと思いアミタさんに相談しました。

解決策

LEAPの全体像について把握・簡易診断ができる「ファーストステップキット」を導入しました。ファーストステップキットでは、まずTNFDとLEAPアプローチに関して理解を深めるためのレクチャーから始まり、LEAPの診断を行う事業や地域について選定をしていきました。地域の選定が完了したあとは、ツールを活用して調査を行い、自社が重要視する直接操業地に関してLEAP全体像の把握をしました。なお、地域の選定については、本提案前から意見交換を実施しており、支援開始時にはある程度の絞り込みを行っていました。

導入の効果

  1. 自社にとって重要な地域について依存と影響、リスクと機会を把握することができ、TNFDへの取り組み意義を整理できた。
    また、今まで認識していなかった自然への影響に気付くことができ、リスクと機会についての認識が広がった。
  2. 2か月という短期間でLEAPの手触り感や、TNFD開示に向けた作業工数を知ることができ今後のアクションが明確になった。
  3. 生物多様性やTNFD、LEAPアプローチについての理解が深まり、自社のみで取り組んでいた際にはなかった新しい視点を得ることができた

導入フロー

Step 01

TNFDとLEAPアプローチに関するインプット

生物多様性やTNFD、LEAPアプローチについてのレクチャーを実施。ネイチャーポジティブの達成に向けて企業がどのように動いていくべきか、最新動向を踏まえ議論、検討した。

Step 02

LEAP簡易診断を行う3つの対象の選定

地域に関しては主力事業の直接操業地2か所と、自然への依存度が高いと考えられる直接操業地1か所を選択した。地域を選定する際には生産量や操縦期間の長さなどを判断軸とした。また、直接操業地のみでなくサプライチェーンも分析すべきとの意見をもらい、サプライチェーン上流の地域における調査も実施した。

Step 03

LEAP簡易診断結果の調査と報告会

選定した3つの地域の生態系に関して調査を行い、依存と影響、リスクと機会について評価を行った。また、情報開示に向けた取り組み方についてもタスクとその工数を洗い出した。

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