企業価値向上に向けたビジョンの策定支援
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会社名
環境サービス会社 様
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対象地域
東京都
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事業内容
廃棄物処理等
課題
会社としてサステナビリティへの取り組み方が整理されておらず分からず、経営層からも理解が得られていない状況で、社内のみで取り組みを進めることに限界を感じていました。さらに、将来的に企業価値を向上させるためには今後の事業の方向性を明確にし、取り組むテーマや施策を具体的にする必要があると考えていました。
解決策
社内にタスクフォースを設置し部署横断型でプロジェクトメンバーを構成。1ヵ月に1回のペースで全体会合を全5回実施しました。ワークショップではサステナビリティに関する最新情報のインプットや自社の強みを明らかにする考え方のレクチャーなどを実施しました。また、プロジェクトメンバー間でのディスカッションにより自社のありたい姿について深掘りを行うことによって、企業としての社会への提供価値を明確にしていきました。
プロジェクト全体のコーディネーターとしてプログラムを設計しました。ビジョン策定に向けて段階的に議論を進められる構成にするため、適宜事務局とコミュニケーションを取りながらワークショップ内容を調整しました。
サステナビリティに関するトレンドや、持続可能な経営、未来の社会像と自社のありたい姿から逆算的に戦略を考える「バックキャスティング」の思考法などに関してアミタからレクチャーがありました。それらを踏まえて、未来の社会予想や自社の強みなどの、テーマを設けて会社とその未来についてディスカッションを行い、理解を深めました。
参加メンバーの前提知識と未来の社会の認識を揃えた上で、長期ビジョンの検討を進めました。検討を進めるにあたって、顧客像と自社の強み、社会に提供できる価値について深掘りしていきました。プロジェクトに参加したメンバーは自社のあるべき姿について意見を持ち寄り、答えのない問いに苦戦をしながらも意見や考えをまとめていきました。
参加者に経営層を含んだ報告会にて、策定した長期ビジョンの案を発表しました。長期ビジョンを検討する上で見えてきた将来的なリスクと機会、自社の強み、あるべき姿などもまとめ、今後の経営戦略について提案を行いました。社員を中心に検討した案を第3者のアミタの意見も併せて伝えることで、当初課題感を持っていたサステナビリティの取組の必要性について経営層の理解を促進させることができました。また、既存事業の持続可能性リスクと、それに代わる新事業の必要性を社内で認識することができ、新規事業策定のスタートを切ることができました。
導入の効果
導入フロー
ビジョン策定に向けたワークショップ型プログラムの設計
サステナビリティのレクチャーとワークショップの実施
長期ビジョンの検討
報告会の実施