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アミタ(株)のバイオガス施設「南三陸BIO」、2016年度の二酸化炭素排出量を宮城県南三陸町のFSC認証林から発行されたクレジットでカーボン・オフセット。9月1日に認証を取得。

リリース2017.12.19

アミタ株式会社(以下、アミタ)のバイオガス施設「南三陸BIO」(宮城県南三陸町)は、地域の生ごみやし尿汚泥をバイオガス技術を用いて資源化(電気・液体肥料)し、地域に還元しています。この度、南三陸BIOの2016年度の事業活動にかかる二酸化炭素排出量を、南三陸森林組合等が管理するFSC認証林が発行するクレジットによってカーボン・オフセットしました。9月1日には「カーボン・オフセット認証」を取得しました。

「南三陸BIO」でのカーボン・オフセットの取り組みについて

2.jpg「南三陸BIO」は、南三陸町の家庭や店舗から排出される生ごみやし尿汚泥などの有機系廃棄物を発酵処理し、バイオガスと液体肥料(以下、液肥)を生成する、バイオガス施設です。バイオガスは発電に用いるなど施設内で利用し、液肥は肥料として農地に散布します。この事業により、これまで廃棄物として処理されていた地域の生ごみなどが資源として域内で循環する仕組みが確立しました。

今回のカーボン・オフセットは、2016年度の生ごみ等の原料集荷過程・南三陸BIOでの製造過程・液肥散布過程で排出される二酸化炭素量を対象範囲としており、約113t-CO2となります。これを、同町の株式会社佐久が所有、南三陸森林組合が管理するFSC認証林からそれぞれ発行されたクレジットでカーボン・オフセットし、9月1日に「カーボン・オフセット認証」を取得しました。(右図はカーボン・オフセット認証マーク)

同町内で発生した二酸化炭素を同町内のFSC認証林のクレジットで相殺することで、南三陸町の資源・エネルギー循環の取り組みがますます強化されました。今後も南三陸BIOは、同町内の資源循環の価値向上と環境に配慮した工場運営に向けて、再生可能エネルギーで発電された電力への切り替え等を積極的に検討していきます。

>>南三陸BIOの詳細はこちら

アミタグループのCO2排出量の削減に向けた取り組み

アミタグループは、2016年度からグループの全事業所・営業所における二酸化炭素排出量と自社のリサイクルに関わる二酸化炭素排出量(原料集荷・製品出荷時の輸送分含む)の算定を行っています(2015年度までは自社製造所の製造過程での発生量のみ算出)。2016年度のグループ全体の排出量は約2375t-CO2でした。2017年度以降は、従来の節電取り組み等に加え、

  • 専門部署の設置によるリサイクルサービスに関わる物流の効率化
  • 公共交通機関の利用促進および非対面営業の強化による営業車の利用頻度削減
  • 再生可能エネルギーで発電された電力への切り替え検討

等の省エネ活動を実施し、更なる二酸化炭素排出量削減に努めています。

<2016年度の南三陸BIOの排出量内訳>

南三陸BIOでの製造過程 70.5t-CO2
原料(生ごみ・し尿汚泥等)集荷過程 38.4t-CO2
液肥散布過程(南三陸BIO~散布先までの運搬) 3.1t-CO2
合計 113 t-CO2

<2016年度のアミタグループの排出量内訳>

自社製造所の原料集荷過程 119.8t-CO2
自社製造所の製造過程 880.6t-CO2
自社製造所の製品出荷過程 1270.7t-CO2
本社・営業所などでの業務過程 104.1t-CO2
合計 2375.2t-CO2

※「自社製造所の製品出荷過程」の排出量算出にあたり、北九州市立大学 松本亨教授の研究室にご協力いただきました。

※小数第二位を切り上げしているため、誤差があります。

「カーボン・オフセット」とは

二酸化炭素等の温室効果ガスについて、排出削減努力を行った上でどうしても排出されてしまう排出分を、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業(排出権購入)による削減活動によって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動。「カーボン・オフセット認証」は、製品、サービス、会議・イベントにおいて、カーボンオフセット協会の定める「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準」を満たしているカーボン・オフセットの取り組みを認証する仕組み。

>>詳細はこちら

アミタグループについて

1977年に創業。「持続可能な社会の実現」をミッションに掲げ、企業の持続可能性を高める総合支援サービス「The Sustainable Stage(サステナブルステージ)」と地域の持続性を高める総合支援サービス「BIO(ビオ)システム」を提供しています。
【アミタホールディングス(株):資本金474,920,000円(東証JASDAQ市場上場:2195)】

【広報・取材に関するお問合せは以下へお願いいたします。】
 アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ 共感資本チーム 担当:井口
 電話:075-277-0795(直通)/ メール:press@amita-net.co.jp
 ファックス:075-255-4527 / URL:http://www.amita-hd.co.jp/

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