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アミタ独自のリサイクル技術
多種多様な産業廃棄物に対応!100%リサイクルを実現させる独自技術「調合」
これまでアミタがリサイクルしてきた産業廃棄物(発生品※)は4,000種類以上。成分・性状・量・発生時期が不安定である廃棄物から、安定した品位・品質・量の製品をユーザー規格、納期に合わせてご提供します。これらはアミタの独自技術「調合」が可能にします。水や火を使わないため、CO2 の排出量や排水量が非常に少ないことも特長です。
※アミタは廃棄物を地上の資源ととらえ、廃棄物ではなく「発生品」と呼んでいます。
<調合技術 2つのプロセスと詳細>
調整プロセス
- 分析・・・多種多様な廃棄物を細かく分析します。
- 配合検討・・・原料・燃料として利用するユーザー(納品先)が求める規格に合わせて、最適な割合でブレンドする配合表を作成します。
混合プロセス
- 「調整」の結果に基づいて廃棄物をブレンドし、ユーザーの求める規格に合致するように分析確認することを混合といいます。
※連続して安定した「地上の資源」としてリサイクルするこれら一連の技術を「調合」と呼んでいます。「調合」は、日本国内だけでなくアジアの国々でも活用されています。
調合技術を高めるリサイクルネットワーク
調合技術は、原料提供先(排出事業者)と製品ユーザーが多いほうが、その強みを最大限に発揮できます。アミタは国内外300か所以上のパートナー企業との連携で、調合技術の安定性を高めるとともに、自社工場で対応できない廃棄物を含めた幅広い廃棄物のリサイクルが可能になります。
リサイクル技術に関するよくあるご質問
Q1. 塩素や硫黄などの成分が高くリサイクルが難しいと言われた廃棄物でも、調合技術を使うことでリサイクルできるのですか?
A1.実現の可能性があります。調合技術は、成分分析し、他の廃棄物と混合しながら、代替資源の製品規格にあうように調整していきます。したがって、成分が高くても、希釈することで、リサイクルが実現できることも多々あります。
Q2. 100%リサイクルとは具体的に何が100%なのですか?
A2. アミタの100%リサイクルは、受け入れた廃棄物をすべて製品化するだけでなく、納品先で利用後、その残渣が次の利用先へと渡り、完全に資源化される物質循環まで含めたリサイクルを指します。
例えば、アミタの金属代替原料(MRM 銅)は、非鉄製錬会社で天然銅鉱石の代替資源として精練されます。その際に出る精練残差(銅がらみ)は、鉄分を含むので、非鉄製錬会社からセメント会社に運ばれ、セメント製造時の鉄鉱石代替原料として100%利用されます。
Q3. セメント原料や金属代替原料以外にも、リサイクル製品を作ることは可能ですか?
A3. 調合は廃棄物の種類や、利用先の組み合わせで、新たなリサイクル製品を生み出せます。また、日々の研究・開発活動を続けており、資源化できる領域は拡大しています。