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マレーシア企業との合弁による新工場「AKBK循環資源製造所」開所! 現地日系企業への内覧会・廃棄物の初入荷など、営業・製造活動を本格化!

リリース2017.06.06

アミタホールディングス株式会社の関連会社であるAMITA KUB-BERJAYA KITAR SDN. BHD.(以下AKBK)のリサイクル工場「AKBK循環資源製造所」が、2017年5月にマレーシア セランゴール州にて開所。5/15に日系企業向けの内覧会を開催した他、5/23には製品の原材料となる廃棄物を初入荷。マレーシアにおける100%リサイクルサービス提供がいよいよ本格化します。

AKBK循環資源製造所について

release_akbk_001.jpgAKBK循環資源製造所は、アミタグループが日本国内で培ってきた、産業廃棄物を全量再資源化する「100%リサイクル」技術を用いたリサイクル工場です。生産されたリサイクル製品は、セメント原料・燃料としてマレーシア国内のセメント工場に納入され、代替資源として活用されます。5/23には同国に展開する日系企業より廃棄物の初入荷を実施し、運転を開始いたしました。本製造所は、アミタグループと現地大手コングロマリットであるベルジャヤグループが出資した合弁会社AMITA KUB-BERJAYA KITAR SDN. BHD.により設立・運営されています。アミタグループとしては、2016年開所の台湾循環資源製造所に続き2例目、国内の主力であるセメントリサイクル用製品の工場としては初の海外進出となります。なお、アミタのマレーシア進出にあたっては、環境省、北九州市等の支援も頂きながら、マレーシア事業許可取得を目指した事業案件形成調査を実施してきました。

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マレーシアの廃棄物処理事情

マレーシアでは、2020年までにリサイクル率を22%以上にすることや、有害廃棄物の再生利用を進めること等を目標としていますが、実際にはリサイクルが進まず焼却・埋立しているケースも多く、資源の循環が進まない要因になっています。また、近年では不適正処理、不法投棄の問題も顕在化しており、日系企業含む現地の廃棄物管理リスクが高まっています。廃棄物の最終処分(埋立・焼却)については、政府と独占契約を結んでいたKualiti Alam社の契約が2015年2月に失効し、市場が開放されたものの、依然として100%リサイクルの技術やノウハウを持つ事業者は少ないのが現状です。
AKBKは、アミタが日本で培った技術やノウハウ、さらにベルジャヤグループとの合弁により、高い市場競争力を持つと同時に、マレーシアにおける環境業界の模範となる事業者として現地当局からも期待されています。

AKBK循環資源製造所の内覧会について

release_akbk_002.jpgAKBK循環資源製造所の開所を記念し、在マレーシア日系企業を対象にした内覧会を5/15に実施しました。
当日は、22社33名の方にご来場いただき、事業スキームの説明や製造所の細部をご案内させていただきました。来場者の皆様からは「マレーシアの廃棄物処理事情がよくわかった」「AKBKの技術や業務フローを詳しく知ることができた」など、同国での本事業への期待のコメントを多数いただく事ができました。
また、5/23にはリサイクル製品の原材料となる廃棄物が初入荷しています。今後は、受け入れ量を増やしながら稼働率を上げて行き、早期の本格操業を目指します。

主に対象となる指定廃棄物

AKBK循環資源製造所では、マレーシアの法律に従い、14種の指定廃棄物について許可を取得しています。

[主な指定廃棄物の一例]

waste001.jpg汚泥 waste002.jpg焼却灰 waste003.jpg鋳物砂・スラグ waste004.jpg石灰石
石炭灰
waste005.jpg使用済触媒 waste006.jpg研磨粉 waste007.jpgカレット

100%リサイクル技術の環境優位性

アミタグループの100%リサイクル技術は、通常の産業廃棄物の中間処理工程で使用する火や水を一切使わず、受け入れた廃棄物を100%資源へとリサイクルしており、高い環境優位性を誇っています。
マレーシアにおいても、同様の技術を用いてリサイクルサービスを提供いたします。

日本国内のアミタ「循環資源製造所」の環境実績(※1)

  • リサイクルにおける最終処分(焼却・埋立) 0g
  • 製造工程での排水 0㎥
  • 投入エネルギー原単位/売上高(百万円)  4.6gj 業界標準1/2(※2)
  • 温室効果ガス排出量原単位/売上高(百万円) 0.27t-co2 業界標準1/2(※2)

計測機関:2016/1/1~12/31
※1:対象製造所:南三陸・茨城・川崎・姫路・京丹後・北九州製造所。併設事務所での生活排水を除く
※2:国立環境研究所公表データより

ベルジャヤグループとの合弁について

ベルジャヤグループは、1984年にヴィンセント・タン氏により創業されたマレーシアを代表するコングロマリット企業で、従業員17,000人以上を擁します。不動産投資開発、金融(損害保険)、飲食業、旅行産業、ホテルやリゾートの開発運営を行っています。
アミタグループのマレーシア進出においては、ベルジャヤグループとの合弁によって投資リスクの低減や現地行政機関とのスムーズな折衝が可能になった他、強固な地盤をもつ企業ブランドや信用力を通じて、地場企業との取引拡大等、様々なシナジーが期待されています。

アミタの海外事業

1980年代から海外事業を展開しており、廃棄物および副産物(有価物)を原料として捉えた輸出入の取引のほか、一部の国ではセメント代替燃料に関する特許を取得しました。韓国には1991年に事務所を開設し、2011年には台湾に現地法人を設立、2016年3月には初の海外工場である台湾循環資源製造所を開所しました。マレーシアでは、2015年に現地法人及び現地企業との合弁会社を設立。2017年にAKBK循環資源製造所を開所しました。
【アミタホールディングス(株):資本金474,920,000円(東証JASDAQ市場上場:2195)】

【お問い合わせ】
 アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ 共感資本チーム 担当:前田
 電話:075-277-0795(直通)/ メール:press@amita-net.co.jp
 ファックス:075-255-4527 / URL:http://www.amita-hd.co.jp/

アミタの広報に関するお問い合わせはこちらから

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