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FSC認証とコスメの新たな出会い ~LUSH(ラッシュ)インタビュー~ 後編

2009年10月13日

前編(新しいウィンドウで開きます)では、「LUSH(以下、ラッシュ)」(新しいウィンドウで開きます)FSC認証(新しいウィンドウで開きます)を取得した「FSCリサイクル100%」を紙袋に取り入れられた経緯を中心に、取り組みの根底にある「ラッシュライフ」についてご紹介しました。
さて、今回はラッシュのブランディングの秘密やPRマネージャーの宮入史恵(みやいりふみえ)さんと調達担当の近藤義也(こんどうよしや)さんのラッシュへの想いに迫ります!

■ラッシュのブランディングで心がけていることはありますか?
LUSHの宮入さんとクリスマス限定ボックス「サンタさんのおうち」宮入:今年のクリスマス限定のボックス『サンタさんのおうち』は、お客様ご自信で好きな色を塗ってもらえるパッケージになっています。そこには商品と一緒にカラフルな緩衝材『エコつく』を入れるのですが、それは水につけるとくっついてブロックのように組み立てて遊ぶことができます。お客様が手を加えてカスタマイズできる楽しさをたくさん盛り込みました。こんな風に、ラッシュは一般的な化粧品のカテゴリーである「ビューティー」ではなく、「ビューティー風クリエイティブエンターテイメントブランド」だと考えています。箱を空けた瞬間のワクワクする感じや、毎日使ううえでの楽しさ、心地よさをいつも大切にしています。普通は、イメージやブランドを重視するばかり、PRには多くのタブーがあると思いますが、ラッシュは表現の可能性が無限大でとても自由であると感じます。その型にとらわれない自由な発想が、お客様のラッシュライフにつながっていくのではないかと考えています。


■お二人がラッシュに入られた経緯やラッシュへの想いを教えてください。
近藤:以前からラッシュの商品の大ファンだったので、採用情報を知って入社しました。最近は男性のラッシュファンも多いんですよ。ラッシュはなんといってもハンドメイドなので、モノづくりから販売までの全体が見える仕事がしたかった。一ファンだったときのイメージどおりの、こだわりのアナログなハンドメイドに感激してしまいました。

宮入:私は今年入社したばかりなんです。外資系の広告代理店で長年コスメブランドの担当をしていたのですが、広告をしないことがポリシーであるラッシュの商品や店頭での体験を通してのブランディングビジネスモデルにとても興味がありました。しかし、入社してみて、コミュニケーションを通して世界中の人に愛されるブランドをつくりたいという想いは、他の有名なコスメティックブランドと同じだと気づいたんです。ラッシュは調達から製造、販売、までを自社で行ういわゆるSPAモデルです。それは強みでもある一方で非常に難しさもあります。徹底したこだわりや既存のビジネスモデルにはないPRやコミュニケーションスタイルにはじめは戸惑いもありました。しかし、ラッシュが新しいビジネスモデルのいまだかつてないユニークでクリエイティブなブランドであるということを理解できたとき、ブランディングやPRはこうあるべきということにとらわれる必要はないのだと考えるようになりました。今では、今回のイベントのように、ラッシュならではのユニークで新しいカタチでのコミュニケーション方法を模索中です。

■最後にメッセージをお願いします。LUSHの袋と宮入さん、近藤さん
近藤:FSC認証が色んな人に認められて広がっていってほしいと思います。調達担当の視点からみると、正直まだ少し「FSCリサイクル100%」の紙は価格が高めです。(※1)。しかしそれでも使用しているのは、ラッシュが認証材を用いることで、FSCが多くの人に広まり、使用する企業が増えることで価格面も改善されると同時に、環境にも寄与できると考えたからです。今後の広がりを期待します。
※1:FSC認証紙には様々な種類がありますが、一般的にはFSCバージン原料からできたもの、もしくはFSCバージン原料と古紙を組み合わせてできた「FSCミックス」と言われるものが主流です。
一方、ラッシュで使用されている「FSCリサイクル100%」の認証紙は、市中回収された古紙が100%原料となっています。古紙100%の紙を第三者機関が認証する仕組みとしてはFSC認証が唯一のものですが、そのため市場にまだ余り流通しておらず、価格も比較的高めに設定されているものと思われます。

宮入:環境への取り組みは一過性の流行やファッションに終わるべきではないと思っています。ラッシュは新しい取り組みに常にチャレンジしているブランドですので、今後アミタさんのような環境に取り組む企業と何かおもしろいことができればと考えています。また、環境については試行錯誤を続けながら取り組んでいるので、今後多くの方のご意見をいただきながら、ひとつひとつ歩みを進めたいと思います。

宮入さん、近藤さん有難うございました!
FSC認証はまだまだこれから広がる可能性があります。ラッシュのようなユニークかつ、誠実に環境に取り組む会社と、アミタは今後も新たな市場をつくり続けたいと考えています。

(取材・構成 カンパニーデザイン室 鎌田紗織)

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