第1回 西粟倉村・源流の森ツアー開催!
2009年9月 3日
2009年8月29日(土)~30日(日)、(株)トビムシ(新しいウィンドウで開きます)主催で、「西粟倉村共有の森ファンド」(新しいウィンドウで開きます)の投資家様を対象に、第1回西粟倉村・源流の森ツアーを開催しました。
このツアーは、ファンドを通じて岡山県西粟倉村を応援してくださっている投資家の方々に、実際に村にお越しいただく機会です。村の自然や人々と接するなかで村のことをたくさん知ってもらい、そしてその想いや可能性を感じていただくために企画しました。ツアーには4組8名の投資家の方々がご参加くださいました。
当日は、午前中に西粟倉村に集合。村に向かう途中、8月9日~10日にかけて台風9号の豪雨に見舞われ被災した兵庫県佐用町を通り、土砂崩れした山肌をはじめ被災状況を目の当たりにして、犠牲者の方々のご冥福をお祈りするとともに、自然とともに暮らすということの厳しさを、西粟倉村に到着する前に実感した方もおられました。
到着した投資家の方々(以下、メンバー)ははじめに、「西粟倉村・森の学校」でデザイナーをされている須賀誠一さんのお宅を訪問しました。須賀さんのお宅は、須賀さんご自身がデザインされ、西粟倉村の森の木をふんだん使い、木の温もりと薫りを存分に感じられる、非常に洗練された落ち着きのある空間です。これから木の家を建てたいと考えている人、関心のある人には絶好のモデルハウスです。
メンバーはここで、須賀さんに木の家や家具の良さを聞きながら、木の家・家具への想いを強くしました。
続いて一行は、このツアーの大きな目的のひとつである、西粟倉村を流れる「吉野川」の源流へ。森の専門家であるトビムシの牧大介(新しいウィンドウで開きます)がインストラクターを務めました。
もはや日本でも貴重になったブナの原生林の中を歩き、森の豊かさやパワーを実感しながら源流に到着。
そこでメンバーを驚かせたのは、源流の水溜りにサンショウウオの子どもがたくさん棲んでいたことです。源流の森とそこに湧き出る水がとても豊かで綺麗である証拠です。
普段都会に住むメンバーたちは、森の大切さを知識として知っていても、実感できる機会は多くありません。原生林の散策は、自然が多くの生き物を育み、我々もそんな森に生かされていることを、五感で感じることのできるひとときでした。
その後、村の天然温泉で温まったあと、天徳寺という茅葺屋根の宿泊施設で、みんなそろって懇親会を兼ねた夕ごはん。村でとれた食材が食卓を賑わせます。
特にメンバーから大好評だったのが、村では食材としてほとんど注目されておらず、「ドロクソ」などという地方名でも呼ばれるアブラハヤの天ぷら。また地元の職人により丁寧に処理された鹿肉の刺身も、臭みがなく普段獣肉が苦手な女性にも大人気。地元でしか、決して味わうことのできない食材の数々に一同感激しながら舌鼓を打ったのでした。
その夜は、3軒の村の農家さんのお宅に分かれて宿泊。参加者は農家さんから村への想いや、村での暮らしの魅力や苦労を語っていただきながら、楽しい交流のひとときを過ごし、村を第二のふるさとのように感じていきました。
そして翌早朝、前日に川にしかけておいたウナギ獲りを胸躍らせながら見に行くと...見事なまでのハズレ。しかし、またウナギがたくさん獲れる川を取り戻そうと、メンバー一同前向きに想いを新たにしたのでした。
二日目の午前中は、「百年の森」とよばれる見事にまっすぐな大木がそそり立つ人工林へ。途方もない年月を積み重ねて育てられ、切り出され、価値ある木として利用されるまで、多くの人々の苦労があることを知りました。メンバーの応援で、村中の森をこのような「百年の森」にしていきたいという想いが膨らみます。

その後、投資家特典として無料で宿泊可能となる「木のモデルハウス」の棟上を見学しました。地域の人々とメンバーが想いを共有して育てた木から生まれる家。そこにみんなが集う日を思い描きながら、まだ柱だけのモデルハウスに一同熱い視線を向けました。
昼食では、天然ウナギの鰻丼!しかけにはかかっていませんでしたが、そんなこともあろうかと、前日に生きた天然ウナギをスタッフが地元の方に分けていただいていました。それを夜中までかかってスタッフがさばき、たべる直前に蒲焼に。やはり新鮮そのもののウナギは、スーパーにならんでいるものとは訳が違います。もちろん味も違います。仰天のおいしさに、メンバー全員が大満足でした。
ウナギが焼けるのを待つ間、西粟倉村への想いや期待を語り合う「できたらいいな会議」を行いました。
メンバーからは次のような感想が寄せられました。「いくら写真や文章で伝えられても、来て見て触れなくてはわからない村の宝物がたくさんある。いままで、なぜ森?なぜファンド?なぜこの地域?など、漠然と抱えていた疑問が、ここへきてひとつにつながった。」「今まで自分の暮らしを、家や家具や暮らしをとりまく色々なものに合わせていて、本当にしたい暮らしができていなかったことに気づいた。自分らしい暮らしってなんだろうと改めて考えるきっかけになった。」「村のみなさんの暖かいおもてなしが本当にうれしかった。もうひとつのふるさとができたように感じる。」
また、ツアーについては「都心からだとやはり交通費がかかってしまう。都心からバスのツアーにして、内容も一緒に決めていくというようなオーダーメイドツアーができたら嬉しい。」「家を買うというのはハードルが高いが、家具なら買いたいし、自分も周囲に紹介しやすい。そちらから広げていく方法もあるのでは?」「希望のデザイン・サイズの家具をオーダーできる企画をツアーに盛り込んではどうか。」など率直なご意見をいただきました。
メンバーの方々には、このツアーを通じて、西粟倉村の新しい宝物をたくさん見つけていただきました。そして、みなさん一様に、これからもずっと村に関わっていきたいと仰ってくださいました。
「共有の森ファンド」は、都会と地域の人々を結び、地域の宝物をともに守り育て、新たな価値を生み出す仕組みです。多くの人々のアイデアや期待を集めて、一緒に地域を応援していきたいと考えています。
第2回西粟倉村・源流の森ツアーは10月17・18日を予定しています。皆さまのご参加をお待ちしております。
※ツアーの様子は、トビムシの「牧大介ブログ」(新しいウィンドウで開きます)でもご紹介しております。ぜひご覧ください。
「西粟倉村・共有の森ファンド」の説明会と西粟倉村への就職説明会を開催します。
ご関心のある方はお気軽にご参加ください。
■西粟倉共有の森ファンド説明会と西粟倉村 挑戦者募集説明会
日時 :2009年 9月 4日(金) 19:00~21:00
場所 :エコッツェリア(新丸ビル10階)(新しいウィンドウで開きます)
内容 :西粟倉村と百年の森林構想の説明、ファンドの説明、挑戦者(森の学校スタッフ)募集の説明
詳細・お申し込みはこちら>>http://www.tobimushi.jp/event/event0904.php(新しいウィンドウで開きます)
その他、トビムシに関するイベントはこちら>>http://www.tobimushi.jp/event/(新しいウィンドウで開きます)
(取材・構成 カンパニーデザイン室 鎌田紗織)