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FSC®/PEFC プロジェクト認証|建築などに関わる方へ
事業体のCoC認証が不要で審査は一度だけ!
プロジェクト認証は、通常のCoC認証とは異なり、事業体を認証するのではなく、建設・製造されるプロジェクト(以下PJ)(建築物、土木構造物、イベントステージなど)そのものを認証するしくみです。多くの事業体が関わる製品やPJの場合、すべての事業体がCoC認証を取得することは非常に困難です。そこで製品やPJ単位での認証が誕生しました。
PJに使用する認証木材をCoC認証取得した仕入先から購入することが必要ですが、PJに携わる事業体(PJ管理者、メンバー)自体はCoC認証を取得する必要がありません。
PJ認証には①全体PJ認証表示 ②PJの特定部位に対するFSC表示 ③パーセンテージ表示の3タイプがあります。
(FSC® N001887)
全体プロジェクト認証表示
製品全体を認証製品と呼ぶことができます。たとえば下記のような条件で、家まるごとで認証を取得した場合などがそれにあたります。
プロジェクトに使用されるすべての森林由来の原材料/製品が表示に寄与するインプット(*1)
(*1):FSC 100%、FSC ミックスX %、FSC ミックスクレジット、FSC リサイクルX %、FSC リサイクルクレジット、ポストコンシューマー回収木質原材料、回収古紙
プロジェクトの特定部位に対するFSC表示
部分的に認証製品と呼ぶことができます。たとえば認証の構造材、窓、ドアなどがそれにあたります。
- 特定の部分に使用される木材原料・製品のすべてが森林認証材
- その他の部分の木材については特に要求されない
パーセンテージ表示
- プロジェクトに使用された森林由来の原材料の内、表示に寄与するインプットのパーセンテージを表示できる
- その他の部分の木材はプレコンシューマー回収木質原材料、管理原材料及び/またはFSC 管理木材でないといけない
対象となる主な業種
- 建設会社・建築会社
- 木材製品の卸売会社(紙卸 木材卸 等)
- 木材製品の加工工場(製材所・工務店・家具会社 等)
このほか、木材・紙を使った製品・建造物・イベント展示などを実施するすべての団体が対象となります。
プロジェクト認証取得のメリットと取得事例
- 事業体としてのCoC認証が不要の為、範囲を限定して利用が可能になります
▶範囲が限定されたPJ認証は、CoC認証より安価かつ短期間での認証が可能な場合があります
▶環境付加価値を特に高めたいPJに限定した利用が可能です- 製品・PJの差別化により新たな市場開拓ができます
▶信頼性の高い世界的な森林認証取得により、事業者と製品のブランドイメージ向上につながります- CSR活動になります
プロジェクト認証 取得事例(お客様の声)
プロジェクト認証を取得するには
認証取得の手順は、基本的に通常のCoC認証取得の手順と同様です。認証を取得するためには、PJ認証の審査規格にもとづいた管理体制を構築し、実行することが必要です。審査を受けられるにあたっては、以下の準備を行っていただきます。
- チェックリストにもとづいたPJ管理マニュアルの作成
- マニュアルの内容について関係者に対する教育を実施
※チェックリストとは、PJ認証の審査の際に審査員が使用するもので、FSCまたはPEFCの基準にもとづいて作成されたものです。認証取得に向け、マニュアル作成時にご参考いただけます。
プロジェクト認証の費用
対象となるPJの形態や全体PJ認証/部分PJ認証などにより異なります。PJの完成までを認証するため、認証取得後は、年次監査など追加の審査はなく、費用もかかりません。費用のお見積もり等の詳細は、下記の「ご依頼・ご相談」フォームにご連絡ください。
- 森林認証のしくみ(FSC®/PEFC)
- 森林管理に関わる方へ(FM認証)
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※アミタグループは、認証機関であるソイル・アソシエーションおよびSCSグローバルサービスと提携して、森林認証審査サービスを実施しています。