茨城循環資源製造所の特長は、徹底した環境・安全管理と、扱いの難しい発生品の再資源化に向けた設備です。
環境・安全への取り組みとしては、以下のような設備を備えて万が一の事態に備えています。
- 漏洩防止縁石・・・万が一、原料である発生品が路面に漏洩しても、段差を設けることによって直接土壌が汚染されない工夫をしています。
- 二重側溝・・・敷地の境界沿いでは、発生品の漏洩を防ぐために、側溝を二重にしています。
- 油水分離槽・・・排水の中に油分が含まれた場合、油分と水分を分離させて、油分が河川などに排出されるのを防ぎます。
- 配水監視所・・・排水を常時モニタリングし、汚濁、pH、油膜などの以上が検知された場合は自動緊急遮断弁が作動、河川などへの流出を防ぎます。
- 原料タンク・・・2008年3月に新設されたタンクには、異常時において自動的に起動するタンク冷却設備、撹拌装置の自動停止システム、爆発放散口、遠隔監視通報システムを導入しました。これによって、万一の緊急事態においても、被害を最小限に抑えることができると考えています。
また、有用な発生品を再資源化するために、以下のような設備を導入しました。
昨今、期限切れなどの廃商品や廃販促品等の「横流し」が取り沙汰されており、ケースによっては横流れ品の購入者から企業に対し品質に関するクレームが起こったり、製品名や企業名が入った横流れ品が不法投棄されてブランドが失墜するなど、企業の廃棄物管理リスクのひとつとなっています。
そのため、多くの企業が、廃商品や廃販促品などを破砕などの処理によって使えなくする「機能破壊」を求めるようになりました。
茨城循環資源製造所が導入した破砕設備は、繊維強化プラスチックに金属が付着している複合物なども破砕できます。粒度調整後に選別された金属以外の発生品はセメント原料などに100%再資源化し、金属類は資源として売却します。
専用の破砕設備および破砕が必要な発生品の保管庫
トナー粉などの粉体の発生品は、カロリー(発熱量)があり燃料として非常に有用であるにもかかわらず、扱いが非常に難しいため再資源化がなかなか進んでいませんでした。茨城循環資源製造所では、こうした粉体を代替燃料の原料として安全に投入するための設備を開発し、2006年の9月に導入しました。これによって、フレキシブルコンテナバッグ(フレコン)に詰められた微粉状のトナー粉などを、飛散を防ぎながら容易に液体の発生品と調合することが可能になりました。