この写真は、ステンレスなどに使われるニッケルの原料をアミタグループが製造している様子です。
地下資源の枯渇が叫ばれるようになって久しくなりますが、2008年には、わずか4ヶ月の間に原油価格が1バレル147ドルから48ドルと暴落、石炭などの燃料や非鉄金属価格が乱高下し、資源とエネルギーを海外に依存する日本経済は大きなダメージを受けています。
アミタグループが資源枯渇の時代に対応するために上記のような「地上資源」事業を開始したのは、1977年のことでした。年間5億トン排出される「廃棄物」から、原料や燃料にできるものを発見・加工し、別の用途を見つけることで、地上資源をこつこつ"採掘"し、セメント原料や非鉄金属の"鉱脈"づくりをおこなってきたのです。
その再資源化技術の一部は特許として認められ、日本国内だけでなく他のアジアの国々でも活用されています。アミタグループは、この地上資源事業をさらに発展させ、「資源国日本」の実現に挑戦しつづけています。
仮説構築力―見た目より、中身に注目―
各工場で排出され、廃棄物として扱われる多種多様な発生品(アミタグループは、製品以外のものを地上資源としてとらえ、廃棄物ではなく「発生品」と表現しています)。私たちは、「これは、別の生産現場の副資材として使えないだろうか?」と考え、成分や性状に着目して仮説を構築します。これが、地上資源採掘で一番大切なステップです。
分析力―使えるだけでなく、原料や燃料としての市場性が大事―
仮説に基づいて元素成分・反応性・性状などを分析し、代替品として技術的に使えることを確認すると同時に、原料や燃料としてどれくらい価値があるのかを推定します。
加工ノウハウ―数千種類の発生品を資源化する―
形状などが理由で原料や燃料にはできない発生品を、素材の性質に従って粉砕や破砕、真空分離などの設備や工程を使い分け、利用可能な状態にします。設備は極力汎用性 の高いものを採用し、数千種類の素材への対応を可能にしています。
調合ノウハウ―不安定なものから、安定した品質を作り出す―
発生品は通常の製品の原料と違い、成分も不安定で、供給のタイミングも不連続です。不安定で不連続なものを、一定の品質の原料や燃料に変えるアミタ独自の技術を、私たちは「調合」と呼んでいます。
ネットワーク―原料や燃料は、安定的に使われてこそ持続可能―
私たちがせっかく安定した品質の原料や燃料を作っても、最終的に利用されなければ意味がありません。アミタは、日本のみならず東アジアにまで広がる原料や燃料の供給先を多数ネットワーク。地上資源を、セメントや非鉄金属に製品化してくれる多くのパートナーが常にいる、それもアミタグループの強みなのです。

アミタグループは2009年10月8日より「京丹後市エコエネルギーセンター (バイオガス施設)」の指定管理者となり、食とエネルギーの循環モデル 構築に取り組んでいます。「京丹後循環資源製造所」は、同センターを 運営するアミタグループの所有する事業所名です。

アミタグループの製造所で加工せずに再資源化できるはずの発生品でも、安全性やコンプライアンスの問題、コスト面などから、再資源化が困難な場合があります。私たちは、受け入れ先、物流 パートナー、排出元を低リスク・低コストで結び付けるルートやシステムを設計して、排出元企業の再資源化率向上を支援します。











