日本の国土の7割を占める森林は、古くから地域に木材や産物を供給しており、林業は山村の地域経済を支える主産業の一つでした。しかし、現在、携わる人間の高齢化や世代交代、世界的な木材需給構造の変化などを原因として、地域の林業が衰退しつつあり、仕事を失った人々の地域離れや、管理の行き届かない人工林の土砂崩れなど、深刻な問題が日本の山村で起きています。
森林管理の課題は、それぞれの地域の経済や文化と切り離しては考えられない問題です。森林管理の課題を解決し、地域の安全や経済を守るためには、それぞれに固有の背景を踏まえて継続可能な手法を構築する必要があります。
アミタ持続可能経済研究所では、対象となる地域に最も適した森林管理手法や販売方法を検討し、仕組みの構築から運用まで、長期的な支援を実施しています。
対象地域や森林の特性・要望・課題点などを、フィールド調査やヒアリング調査を通じて明確にし、それを踏まえて、
- 森林の多面的機能の向上につながるような森林管理手法の改善・開発
- 補助金などを活用した経営基盤の強化や、木材や木材加工製品を正当な価格で販売するためのブランディング・マーケティング戦略の提案・実施
- 企業や外部サポートを巻き込んだ、地域を越えた仕組みづくりの構築
- 都市部の消費者と地域を結ぶ仕組みづくりの構築やイベントの企画実施
管理手法の提案だけでなく、50年後、100年後に森林が生み出す価値やそれに伴う地域経済の活性化の程度を定量的に分析することで、次世代に繋がる長期的な地域経済の再生をサポートしています。