Romanticism とRealism
2009年2月 5日 08:34 カテゴリ:理念 思想 価値観など コメント(0)
11年前、私が最初に社会人になったときの会社の経営理念は、H&2Rと呼ばれていました。
「Humanism に立脚し、Romanticism とRealism の両立を目指す」
Humanism とは、平たく言えば「世のため人のため」、そして理想を追求しつつも、
企業である以上しっかりと現実に向き合っていかなければならない。
会社員であっても、一人一人がそういう生き方ができる会社を目指してやってきたつもりだ。
・・・自分を含む新入社員にそう語りかけてくださったのは、当時会長職であった創業者の方
でした。
昨日の夜は、H&2Rの会。
H&2Rの理念をかかげた創業者と、その影響を受けた人たちが集う会でした。
それを経営理念に掲げる会社に今も所属している人は、参加者の1割程度。
ほとんどがすでに退職して、それぞれの道を歩んでいました。
環境問題とか、そういうテーマを共有するのではなく、H&2Rという生き方を共有する
人たちの集まりでしたが、不思議と初めて出会ったにもかかわず、今自分がやっている
こと、やろうとしていることを接点のある人が少なくありませんでした。
不思議な感じがしましたが、同じ時代を生きているなかで、生き方において共通するものを
もっていることによる必然かもしれないとも思いました。
Romanticism とRealism というものは、対立するもののように見えますが、
かならずしも矛盾しないもののように今は思います。
Romanticismがあるからこそ、Realismにぶち当たりそれを認識するわけです。
なので、世間から理想論者と思われる人ほど、実はものすごいリアリストであったりします。
またRealismがあるからこそ、それを起点にしてRomanticismを持つことができる
のではないでしょうか。
クライアントから、「そんなことは今の自分たちでは無理です」という声があがってくる
ことがあります。
そのとき、RomaticismとRealismの対立がやっと顕在化してきてくれたと捉えます。
この状態からほんとの勝負が始まるのですから、実は非常に大きな前進なのです。
RomaticismとRealismの対立を顕在化させ、それを乗り越えて前に進み、また
次ぎのステージでのRomaticismとRealismの対立が顕在化してくる・・・
こういうことのくり返しを支えていくのが、自分の仕事だと考えています。



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