転機となった2008年
2008年12月28日 10:46 カテゴリ:事業プロデュース論 理念 思想 価値観など コメント(0)
08年は、(株)トビムシの設立準備を進めるという転機の年でした。
これまで3年から4年おきに、転機というものがありました。
転機というものについて、これまでの経験から考察してみます。
<転機が訪れる条件>
転機というのは、以下の3つがうまくかみ合うことでやって
くるようです。
1.ある軸(意志)で積み重ねきたことが熟してくること
2.順調だったものがうまく行かなくなること
3.外部環境の変化
もっとも重要なのは1の積み重ねだと考えています。
こういうことを実現したいみたいという想いをもちながら、
それを言葉にして多くの人に語りかけながら、
試行錯誤を重ねていくプロセスがあってこそ、何か
新しいことを実現するための仲間づくりができてきます。
2の「うまく行かなくなる」という状況は、1の必然的な結果として
同時に発生します。
今順調に動いているということの多くが、そこに関与するほとんど
の人々にとって、それ自体が目的となっているからです。
そこをプロセスとして捉えてい人が、次に段階に進む準備が
出来てきたと感じる時、それ自体が目的である人にとっては、
今のままでいいじゃないかという考えをより強く持つことに
なってきて、両者の間にはコンフクリクトが発生します。
ただ、そのような矛盾が顕在化すること自体は、どちら側に
とっても大切なことで、矛盾を超えていくことでその集団が
全体として進化していくこともあります。
そうでなくても、考え方の違いなどがはっきりすることで、
それぞれに違う進化の方向を明確化することができます。
自分の軸をぶらさずに進もうとすれば、他者との矛盾を止揚
していくか、互いに別の道を歩むべきだということがはっきりする
ということで、いずれにしても良い結果にいたると思います。
またうまく行かなくなる状況は、外部環境の変化によることもあり
ます。今までのやり方が通用しない状況が外部環境の変化によって
もたらされれば、自ずと新しい方向で挑戦していくしかない状況に
追い込まれ、覚悟が決まりやすいからです。
3.の外部環境の変化は、新しい挑戦への機会でもありますし、
また既存の順調に見えてしまうものに対する危機でもあります。
<転機が訪れる=機が熟するまでのプロセス>
軸=自分の意思があり、3つの状況がそろうことで機が熟し、
転機が訪れるわけですが、機が熟していくプロセスについても
法則があると思っています。
その法則については、
「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」
という孟子の言葉が、非常にうまく表していると思います。
人の和=何かを達成しようとする仲間であり、それがもっとも
重要であり、その次に今あるリソース=地の利をうまく活用していく
ことが重要であり、最後に天の時=外部環境の変化が合わさって
大きなことをなし得る状況が生成してくるということを表していると、
自分は解釈しています。
<転機とすることを決断する心構え>
すでに述べているように、自らの意思と起点として発生する流れの中で、
必然的に訪れるものが転機なのだと私は考えているのですが、それを
最終的に転機たらしめることを決断するために必要な心構えが自分の
中ではあります。
明確に何かを選択するということは、何かを捨てるかということを
明確にしてしまうことであり、それは自分の我がままを押し通す
ために何かを失うことをやむなしとすることであるという覚悟です。
どうしても何か失う、捨てるということを伴うものです。
しかし、なかなか簡単にそういう決断ができるかということ、
人の心理というものはそう簡単には行きません。
今もこのブログを年末に書くことで、自分の中にまだ残る捨てきれない
気持ちやそれに纏わる様々な想いを成仏させようとしているような
気がします。



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