求む! 脱藩者

2008年8月17日 21:46  カテゴリ:募集情報  理念 思想 価値観など  コメント(0)

今年の4月にリニューアルした持続研のパンフレットには、
「私たちは脱藩者を探しています」というメッセージがあります。

自分たちが「仲間」として求めている人材像をどう表現するか。
散々悩んで最終的に「脱藩者」という言葉を選びました。

既存の組織や社会の枠組みからどうしてもはみ出してしまう
ほど、一生懸命に生きようとする人こそが、まわりに迷惑もたくさん
かけるだろうけど、本当の変革者になるだろうと考えています。

今年の4月の持続研通信に書いた原稿を改めてご紹介します。


●「脱藩者を探しています」
    ~持続研通信リニューアルにあたって~
          (アミタ持続研 所長 牧 大介)

多くの人々が薄々分かっています。
  今の社会の延長に明るい未来がないことを。
  「持続可能な社会」という言葉が、単に今の社会の否定でしか
  ないことを。
  世間に溢れる「エコ」のほとんどが偽善や自己満足にすぎない
  ことを。
  世界の国々が、今も弱肉強食と奪い合いの論理の中で動いてい
  ることを。

 農山漁村に生きる人々のほとんどが気づいていません。
  無意識のうちに都市と工業に依存しているのに、
  何も生み出さない被害者意識を高めていることを。

 大学にいる教員や学生のほとんどが気づいていません。
  環境とか持続可能という言葉を使うのが、
  自らの保身や出世の手段でしかなくなっていることを。
  単に時流に乗っているだけで、新しい社会の流れを生み出す
  ものではないことを。

 政策担当者のほとんどが気づいていません。
  妥協を繰り返しながらしがらみに埋もれていくことが、
  未来社会にとってはまったく無意味であることを。

 しかし、私たちは気づいています。
  被害者意識や保身や妥協を捨て、
  不安や矛盾を乗り越えながら前に進む方が、
  大きな感動を共有することができる「本当の仲間」が得られる
  ことを。

 今、未来への不安が高まっています。
  このような時、心の「被害者スイッチ」をオンにして
  無責任に社会を批判する方が、簡単に「仲間らしきもの」を手
  に入れることができます。

 でも、私たちは、簡単な道は選びません。
 被害者意識を共有する仲間を増やすことよりも、
 未来に向かって冒険を続けることを選びます。
 今の延長ではない未来を創るために、
 持続可能な社会、分かち合える社会を具現化していくために、
 私たちは「本当の仲間=カンパニー」を探し求めて、
 社会に向けて発信を続けます。

 これからの持続研通信は、私たちの考えを発信する場として
 いきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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